蒼空に魅せられて
飛行機に魅せられて、あちこち旅するおっさんのブログです。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711
霞橋
ども、空旅です。

横浜市中区に1つの橋があり、その名を『霞橋』と言います。

201406_霞橋01
で、これがその霞橋です。
特にこれと言った特徴も無い、ごくありふれたトラス橋です。
と言うか、ぱっと見ただけでは、架橋されてから結構経っているようにも見えます。

201406_霞橋02
ところが、この写真にもあるように、この橋は竣工してからまだ1年ちょっとしか
経過していないんですね。
では何故年季が入っているように見えるのか。
実は、橋としての竣工は昨年3月ではあるものの、トラス橋の部材自体はとても
古い部材なのです。

今を遡る事118年前の1896年、日本鉄道土浦線(現在のJR常磐線)に1本の橋が
架けられる事になり、イギリスで製造されたトラス橋が架けられました。
その名を隅田川橋梁と言います。
しかし機関車の荷重増加等が原因となり、隅田川橋梁は架橋から32年後の1928年に
新しく架け替えられます。
そして撤去された橋はまだ使用できると判断され、新鶴見操車場の開業する際に、
その操車場を跨ぐ江ヶ崎跨線橋として再利用されました。

江ヶ崎跨線橋は架橋されてから80年後の2009年、橋の老朽化を理由に架け替えと
なったのですが、その歴史的価値から保存運動が起こり、腐食していない部分の
部材を横浜市が保存、その後、近代土木遺産を後世に伝える事を目的として、
霞橋の架け替えにこの部材が使用できないかを検討し、強度に問題が無い部分を
再利用する形で霞橋が架けられました。
つまり、橋の竣工は新しくても、部材自体は1896年製のとても古い部材なのです。

201406_霞橋03
ちなみにこの霞橋、昨年11月に横浜市の歴史的建造物に認定されていますが、
横浜市もたまには粋な事をするんですなぁ。
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
まとめ