蒼空に魅せられて
飛行機に魅せられて、あちこち旅するおっさんのブログです。
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復元された三式戦闘機 飛燕
飛燕00

ども、空旅です。
先日神戸に行きまして、復元された旧帝国陸軍の三式戦闘機「飛燕」を見て
来ましたので、そのご報告です。


まずは、展示されている飛燕を一周してみました。

飛燕01
左側面。
液冷エンジン搭載機なだけに機体前方が絞り込まれていて、綺麗なフォルムを
している事が解ります。


飛燕02
正面。
立った状態で撮影しているのですが、この角度からだとコクピットが見えません。


飛燕03
右側面。
真横からの撮影が出来なかった為、2階からの撮影となりました。
左側面のような過給機の出っ張りもなく、綺麗な側面です。


飛燕04
真後ろ。
以前鹿児島で零戦を見学した時も感じましたが、機体の細さが良く解ります。


飛燕は、1943年に正式採用された旧帝国陸軍の戦闘機で、各形式を合わせて3000機
程が生産されました。
特徴としてまず挙げられるのが、当時の日本の航空機の大半が空冷式のエンジンを
搭載していたのに対して、液冷エンジンを搭載していた事です。

今回復元された機体は、昨年の夏まで鹿児島の知覧特攻平和会館に展示されていた
機体で、国内に現存する唯一の機体であり、経済産業省から近代化産業遺産群の
一つに認定されている機体です。
所有者である日本航空協会から川崎重工へ修復復元の依頼があり、1年以上の期間を
掛けて出来るだけ当時の姿に近付けるように復元されました。

今回、川崎重工創立120周年の記念展示として、同社の本拠地である神戸で展示され、
この後は岐阜のかがみがはら航空宇宙科学博物館で展示される事になっています。


飛燕05
2階から見た機体前方部の上面です。
今回復元されたのは飛燕二型になり、武装はエンジン上方に20mm機関砲が2門、
翼内に12.7mm機関砲が2門となりますが、この角度で見ると20mm機関砲の設置個所が
良く解ります。


飛燕06
左側前方からコクピット付近をアップにしてみました。
風防の下に空いている小さな穴は、空気取り入れ口だそうですが、こんな小さな
穴で意味があったんでしょうか。


飛燕07
機体下部に設置されたラジエータ。
空冷エンジンと異なり液冷エンジンではラジエータが不可欠になりますが、飛燕では
胴体下部の中央付近に設置されています。
ちなみにこれだけの出っ張りになりますと、当然飛行中の空気抵抗が増す事になり、
空気抵抗全体の14%がこのラジエータで発生していたとの話もあります。


飛燕08
飛燕が搭載していたエンジン、ハ140です。
当時日本で生産されていた液冷エンジンは、ドイツのダイムラーベンツが開発した
DB601をライセンス生産したもので、旧陸軍ではハ40という名称で製造されて
いました。
そのハ40を改良しで出力を向上させたのがこのハ140ですが、飛燕では一型が
ハ40、二型がハ140を搭載しています。
ただしこのハ140は生産性が悪く、機体は完成しているのにエンジンが出来て
居ないために完成しない機体が多く発生する原因となりました。
(この結果、飛燕の機体に空冷エンジンを搭載した五式戦闘機が誕生する事になり
ます)


飛燕09
戦闘機として生まれた飛燕。
もちろんこの復元された機体を戦闘を行った記録があります。
多分、一部の人達は嫌悪感を覚える存在なのでしょうが、あの当時の日本の技術を
伝える貴重な技術遺産でもあります。
今後は博物館で展示される事になっていますので、静かな余生を送って欲しいもの
です。
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